真田丸
毎週日曜日が楽しみで仕方がない。
何が楽しみかって『真田丸』が楽しみだ。
どのくらい夢中になって、楽しみにしているかというと、、、
つい写メってしまうぐらい、楽しみにしている。
作家・三谷幸喜の旬を、毎週20時、NHKにチャンネルを合わせるだけで味わえるだなんてこんな美味しい話はないと思う。
初回から面白かったものの、大坂編に突入してからのこの2ヶ月ほど、毎週毎週息を飲む人間ドラマの連続。さらに先週は「犬伏の別れ」ということで、瞬きするのも惜しいぐらいの勢いで、信繁(堺雅人)と共に兄・信幸(大泉洋)の策に聞き入り、真田が選んだ生き残るための別れの道に信繁と共に涙を流した。
また息子二人の成長を実感し、認めたのと同時に、もう自分の時代が来ないと悟ってしまった草刈正雄の昌幸の表情がたまらない。
ここまで『真田丸』を見てきたからこそ、伝わる、昌幸の想い。
ワンクールではなく3ヶ月、半年・・・と時間を積み重ねるからこそ生まれるドラマ。
素晴らしい大河ドラマって本当に大河のようなんですね。
三谷幸喜が描く、
「歴史にはそこまで名を残さなかったけれど、歴史に名を残した人の側にいた人たち」
の物語が好きだ。
三谷さんは偉い人かどうかなどは関係なく、みんなをひとりの人間として描くし、三谷さんの純コメディでの笑いよりも、ストーリー性の高い物語の中での笑いの方が、私の好みには合うらしい。
『コンフィダント・絆』、『国民の映画』が三谷作品では好きなのだけれど、まさに『真田丸』 もこの系統なのだと思う。
もう、お金払いたいぐらい『真田丸』にハマっている。
これを受信料だけで見ていて良いのかと疑問に思うから、お金払うよ。
もっともっと突き進んでいただきたい。
毎週日曜日、この芝居を存分に楽しめることが、とてもとても幸せです。