Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~@赤坂ACTシアター
写真は赤坂行ってきたよ、の意。
(赤坂見附のしろたえのレアチーズケーキ。うまい。安い。好きだ。)
新感線の『Vamp Bamboo Burn 〜ヴァン!バン!バーン!〜』観てきました。
ほぼタイトル通り、バン!バン!バーン!とした新感線らしい舞台でした。
二幕、自分が睡眠不足気味だったこともあり、ヤクザ関連のいざこざシーンで若干眠りかけましたが、それを越すと生田斗真VS小池栄子のクライマックスシーンに突入していったので、なんとか睡眠未遂あたりで留まることができました。
かぐや姫(小池栄子)を愛した藤原藤志櫻(生田斗真)が、ヴァンパイアである篠井英介さんに噛まれて、同じくヴァンパイアになり不老不死に。
かぐや姫にはフラれるのだけれど、想いは変わらないもんだから、生まれ変わりを探し続けるうちに1000年ぐらい経っちゃって、現代ではヴィジュアル系バンドのボーカルとして活躍。
そこにヤクザの抗争とはいさいフェス、エイリアンの侵略等が絡んできて、わけわからんことに・・・というようなやっぱりわけわからんお話。
なのですが、演出の派手さやテンポの良さ、大音量の音楽、いつものお笑い、いつもの殺陣を目一杯詰め込んで、いつもの3時間半長丁場。
この上演時間飽きさせないんだから、やっぱり新感線はエンタメとしてすごい。
今回特に格好良かったのが、麻呂形態からヴァンパイア形態に変貌した生田さんが真ん中に立ったオープニング。
下から風が吹き、銀髪が上へとなびき、照明、LED、目に入る色は白と黒のみ。
生田さん本人のヴィジュアルと相まって、めちゃくちゃ格好良い珠玉のワンシーンが出来上がっていた。
生田さんは映えるね。
芝居はもしかしたら本来はこういう役ではない方が、やりやすいタイプの人なのかもしれない。
まだ少し台詞と動きの段取りが、こちらにも見えてしまう気はした。
でも映えるね。
うわ、覚醒してる。
と思ったのが、小池栄子さん。
小池の姉さん、どんどん格好良く、潔くなっていて、舞台での立ち振る舞いも堂々としたものなのに、さらに恐ろしいのが、まだまだ伸びしろを感じさせるところ。
もっととんでもねぇ女優さんになるのだな、というオーラがすごい、今の小池さん。
もうちょっと時間が経ったら、好きになっちゃいそうだわ。
篠井さんが生田くんをヴァンパイアにしたことが、全ての始まりだった割には、篠井さんの特異な魅力が、その噛んじゃう冒頭ぐらいでしか感じられなくて、もっとおかしな篠井英介を新感線で、今回の舞台で、見たかったな。
高田聖子さんは私にとっておきまりの「ん、聖子さんが出るなら観るよ」となる女優さんの一人なので、今回の観劇も聖子さんキッカケな部分は大きいのだけれど、もう一人、アンサンブルなんですけどね、花瑛ちほ、っていう子がおりましてね。
「っていう子」って言ってしまって知り合いか?!って感じですけど、全然知り合いでもなんでもない、ただ私の雪組全力観劇時代の雪娘だ、ってだけなんですけど、私は、えーちゃんが好きで、好きで。
娘役なのにイケメンなんすよ。
男前でこざっぱりした感じの娘役さんで、辞めてしまった・・・と残念に思っていたら、新感線に出るなどと言うじゃないか。
それもあって、せっせと前日電話予約とかして見に行ってしまいましたよ。
相変わらずイケメンだった。
あの潔い濃さは新感線のノリに合う。
いのうえさんが気に入ってくれたりして、また出てくれたらいいなぁ。
カーテンコールでなんと一列目の橋本じゅん、高田聖子の間に階段の上にいた花瑛ちほ、という私の席からのショットが私にとってのベストショットで、こんな日が来るのか!!と最後の最後でもワクワクドキドキしちゃいました。
嬉しかったな、えーちゃんがこの場にいて。
おわり。