エリザベート@東京宝塚劇場
宙組のエリザ、見てきました。
(緞帳新しくなったんですね)
やはり真風涼帆がたまらなくタイプでどうしましょう!?
というのが、第一の感想。
まずあの頭身バランス。
そして、あの顔。
次に、顔。
さらに、顔。
あぁ、顔が好きだ。
真風涼帆の顔がすごく好き。
水さんより、真風さんの顔の方がタイプだなと感じる。
水さんはシャープ、水さんよりもまろやかさがあるのが真風さん。
星組遺伝子をバリッバリに継いだ真風さんが、宙組の伸びやかで自由度の高い舞台の中でも、しっかりスター帝王学を学んできた王子だった。
それを言うとまぁ様も花組で帝王学を身につけてきたトップさんで、彼もまた、宙組に来てチャラさを解放し、花開いたスターさん。
スター力の高い二人が真ん中にいることで幹がしっかりとしていて、なおかつ新鮮さや、若々しいエネルギーも感じられる今の宙組はとっても良い雰囲気だな、と。
かつて贔屓が居た組が立派だと、やっぱりとても嬉しいっすね。
世間は福原愛ちゃん結婚のニュースにわいていて、みんなが親戚のおばちゃんと化しておりますが、私にとっては宝塚が最近、愛ちゃん。
もう96期以降はほぼ分からなくなっているものの、馴染みのある生徒の舞台姿を見ては「立派になって。涙」とホロりとすることが増えている。
今日はみりおんにホロり。
みりおんは、凰稀さんの相手役で大変だったと思うのだ。
みりおん自身も「ちょっと不思議ちゃんなところがある子かな?」と私は認識していて、そうなってくるとますます凰稀さんとは絡みづらかっただろう、と・・・
凰稀さんも、とっても優しい人だと思うのだけれど、きっと不器用だからねぇ。
底抜けに美しく不器用なトップスターさん相手に、めげずにぶつかり続けてきた実咲凜音は偉かった。
ちょっと人と物事の捉え方の感覚が違う人だから、ぶつかり続けられたのかもしれないけれど、実咲凜音という芸名通り、凛とした意志を持ったぶつかり稽古は確実に実を結んで、花開いたのだと思う。
素敵なシシィだった。
自分の心に素直に、自由を望み、生きることへの力に満ちたシシィ。
これまでの、みりおんそのもの。
でもそれが嫌味には、決してなっていない。芸の力だった。
歌が本当に安心して聴けるのは嬉しい。
老いも、孤独も感じさせつつ、最終的にトートへの愛に身を委ねるあたりは宝塚の娘役的だし、もうホント立派になって、とみりおんを見ていたら泣けた。
あっきーのルドルフは思ったより、繊細な作りで、トートに引かれるところなんて、脚がブルブル震えていて、生まれたての子鹿のよう。
もう少し男役としての格好の良さも入れてくると思っていたのだけれど、それよりも母からの愛に飢えた、精神の不安定さが立ち昇ってくるようなルドルフだった。
常に眉間にシワがよって、怯えてる。
子ルドがそのまま容姿だけ大人になったようだったな。
和希そらが黒天使で前髪サラサラで頑張っているなと思ったら、フィナーレでは短髪黒髪でイケてるキョンシーみたいになっているのを確認したり、細身だけどイケメンな潤奈すばるくんが、これまた黒天使メイクのままロケットしてるのを確認したり、真風の顔をひたすら見続けたり、と楽しい観劇となりました。
あ、なんだか指揮の御崎先生と真風さんの歌が合ってないと思ったのだけれど、あれはどちらが悪いのだろうか。
真風さんはおおらかに、僕に合わせてね〜というような大きい歌唱をしているのだけれど、御崎先生が「本来のテンポはこれだから!ズラさないで!」と曲げずに、そのまま一曲終わった印象。
もう見る予定はないのだけれど、今後、変化はあるのかな?
このままお互いに我を通したまま行きそうな気がしますが(笑)
宙組の大劇場公演はこの前のシェイクスピアが評判良いのに見られなかったので、久々見られて良かった。
やっぱり伶美うららは美人だね。かわいい。かわいい。