Garigaraseru

◎お芝居と食べ物のきろく◎

ジュリー&ジュリア

ブログが書きたくなる映画だったので、ひさっっっっしぶりにPCに向かって感想でも書いてみようかなと。このコロナ下、時間は持て余し気味だし。

ぶ、ブライドタッチ…一応まだできてる…。

 

観たのは、こちら。

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ジュリー&ジュリア

料理にまつわる映画で、人が殺されたりとか全くなくて、ほっこりできそうなものチョイス。

 

旦那さんのパリへの転勤がキッカケで、フランス料理をコルトンブルーって有名料理学校で習い始めたジュリア・チャイルドと、彼女が出版したレシピ本の全レシピ再現をブログにアップし始めたジュリー・パウエル。世代が違う二人の女性がそれぞれの思い、事情の中、料理と向き合って、時々クロスするお話。

ジュリアはアメリカの平野レミ的な感じかな。違うか。

 

パリに着いた当初、レストランで出されたヒラメのムニエルだったかな?がとっても美味しくて、感動しちゃうジュリアが可愛い。そして、わかる。

あんな風に眼の前で骨取ってくれて、身がしっかりしてて、バターを惜しみなく使っていそうなムニエル出されたらトキメクよ。

パリ滞在中、周りのご婦人は帽子作り教室やら、カードゲーム教室やらに通って旦那さま不在の時間を優雅に潰しているけれど、それが性に合わないものだから、大好きなフランス料理を学び出す。しかも周り男性ばかりのプロコースで。

最初はろくに玉ねぎも切れなくて泣きをみるけれど、ジュリア、負けん気も強いらしく、それこそ泣きながら玉ねぎ刻みまくって、学校が修了する頃には笑顔でロブスターを殺す、旦那さんを一途に愛する、いち主婦になってた。

「好き」って気持ちは強いな。

ジュリアが鍋コンコン叩いて、ルンルンで味見して、わーおいしい…って家で料理を楽しむ姿。

 

あーこういうの今、観たかったんだよ〜…

 

って染みた。

確かジュリアパートは1949年とかそのくらいから始まっていたはず。

 

で、もう一方のジュリーは2002年とか、とにかく2000年代だったかな。

ブログに写真をアップするって発想がまずなさそうだったから、そのくらいだ、多分。あんな美味しそうなお料理沢山作ってたのに、ブログにあげられないの、もったいない。

ラブラブな旦那さんはいるけれど、住まい、仕事、友人関係、いまいち何にも満足できておらず、その不満の発散先、生きがいとして、料理ブログを書くことを旦那さんから提案される。

そこで選んだのが、ジュリアのレシピだったと。

最初は何もない空間にただ言葉を投げ込んでいるだけのように感じられたブログの先に、徐々に読者がつき、メディアからも声がかかるようになり…

 

あーこれもSNSあるあるだねぇー

 

となるサクセスストーリー。

かつて、ささやかであれど、毎日のようにブログを書いていたので、ほんのちょっと自分を投影してしまったりもしたな。

まぁでも誰に求められるでもなく、一つの事柄を自分の興味関心に基づいて、ひたすら突き詰めてる文章って面白いんだよね。で、多分そういうのって、外を、読者とかを過剰に意識しだしたら、面白みが半減しちゃう。ジュリーも結局その辺りのあれこれで、旦那さんと大喧嘩してた。

 

ジュリアはフランス料理を助手のいないアメリカ人の主婦にも作れるようにと、レシピ本を出版。でもたぶん根底にいたのは誰かの為とかじゃなく、おいしいもの大好きな自分。

ジュリーはそのレシピを見て、バターを鬼のように使っておいしい料理を作り、人生に彩りを与えていく。

バターいいよね、料理いいよね、楽しいよね、作るのも、食べるのも。

 

結局、料理で自分の機嫌を保とうとしちゃう人が好きなのかもしれない。

ジュリアもジュリーもそう。

あと高田聖子さんとか、ともさかりえちゃんだとか、村岡希美さんだとか、西尾まりさんだとか、いきなり飛びましたけど、インスタとかブログで、もう自分でおいしいもの作って、食べて、日々せっせと乗り切ってきましょー、みたいな食に貪欲そうな女優さんたちも、大好きなんだ。

 

あー早く思う存分外食したい!

大好きなお店さんたちなんとか乗り切って…

 

 

わかりやすーくジュリーに影響され、こんな毎日なので、私もまたブログ書いてみようかなと思ったりも。

あ、ジュリア役はメリル・ストリープ

ジュリー役はエイミー・アダムス

アメリカン・ハッスル』、『メッセージ』だからジェレミーとも結構共演してるよな。

メリル・ストリープは何もこれまで観ていないので『8月の家族たち』あたり、見たいな。

舞台観られないから、映画強化です。