ANNA/アナ@映画館
映画館で観てよかった!!
『ストーリー・オブ・マイライフ』に続き、『ANNA』観賞。
いま、他に観ようと思っているのが『ドクター・ドリトル』、『エジソンズ・ゲーム』、気になっているのが『グッド・ボーイズ』、『デッド・ドント・ダイ』あたり。
映画はその日の気分で、観るものを選べていいな。
この日は美女とアクションの気分。
ちなみに『ANNA/アナ』を観ようと思ったのは、思いっきり米倉さん(美女)の影響。
KGBの殺し屋がCIAにバレて二重スパイに…的なあらすじから『ああこれは作戦と思惑が複雑すぎて、途中から主人公が何の為に動いているのか、どこの国にいるのか訳がわからなくなる話だな?』と思っていたら、なんだ、こっち側に振る監督なのかー。
ファッショナブルな美女が、更にファッショナブルにあれやこれやと変装しながら、次々人を殺してゆく物騒だけど痛快側の映画。
とにかく主役のサッシャ・ルスが色んな顔を見せてくれるのが楽しいよ!
しかも時にその顔を血で濡らしたりするのがまた、ね。白い毛皮に血が。サンか。
とにかく強いんだわ。
あととにかく銃弾を寄せ付けない。
何千発と撃たれた風でも銃弾ではほぼほぼ無傷。相手下手か。
両親が事故で亡くなり、ヤク中の男に囲われて、どん底の生活を送っていたときにKGBにスカウトされるのだけれど、修行時代の描写などは一切なし。
チェスが得意で〜、という頭脳明晰な描写はあるけどね。
とにかく次の場面からはもう強い。
『ストーリー・オブ・マイライフ』同様、現在と過去を行き来しながら進む物語で、現在を見せてから、実は過去にこんなことがあったんです、と種明かしが挟まれる。
ともすればこんがらがってしまいそうな見せ方だけれど、『ANNA』はストーリー自体をシンプルに絞って、アクションや、衣装など見た目に労力を割いている感じが潔くて好印象。
あり得ないでしょ?!と思うところも、見た目が良いので十分に見応えに繋がる。
アクションと、もうひとつ大きな見せ場はヘレン・ミレン演じるオルガとのやり取り。まぁもう、ヘレン・ミレンさんは芝居でやっかいな癖も出せる懐深そうな女優さんだった。
任務を次々とこなすアナにかつての自分を見たのか、だんだんと愛着が湧いてきている感じが、なんともまたひねくれていて可愛い。
オルガがアナに向けた最後の一言、聞いて欲しい。かっわいいから(笑)