徹子の部屋
今日の徹子の部屋のゲストが勝村政信さんだったのですが、見ていたら「なんかしみじみ好きだなぁ〜」となり、なんだか面白い気持ちになったので、昔を振り返ってみる。
いつから勝村さんを勝村さんだと認識していたんだろう、私。
にしても、この記事の写真、普通にイケメン。若いな!
テレビだと確実なのは『HERO』(01)。
月9から流れでスマスマ見るのはこの時代当たり前だったので、スマスマのコントに出ていたのも覚えている。
でももっと前から知ってた気がする……
たぶん『ラブの贈り物』(96)、ここら辺かなぁ。
10歳の時点で森尾由美のことは顔と名前一致してたんじゃないかな。勝村さんはともかく。
演劇だとわかり易い。
初めて勝村さんを生で観たのは…
『天保十二年のシェイクスピア』(05)
10/22 天保十二年のシェイクスピア 東京千秋楽 - 旧:accomplice
尾瀬の幕兵衛。蜷川さんのとにかく盛大な祭り。これを忘れてなるものか、っつーやつ。
着流しで、剣豪で、釣り糸客席に垂らして遊んでいたのを覚えてる。
この年から「蜷川演出全て観る」が始まったので、必然的に勝村さんの舞台も大体毎年観るようになる。
『白夜の女騎士』(06)
5/15 白夜の女騎士 2回目 - 旧:accomplice
もう、むかーーーーしのブログでカッコイイって言ってる。
14年前から今に至る芽、確実に出してる。にょきにょき。
『コリオレイナス』(07)
オーフィディアスね!
これもすごく覚えてる。階段で唐沢さんと殺陣したりしギラギラっしてて、敵なのに唐沢さんのこと愛してて、屈折しまくってたぴったりな役。
テレビだとそれこそ今日徹子さんがおっしゃってたみたいに、中間管理職で上にへこへこ、下に威張る、みたいなキャラクターが多いけれど、舞台だともっと尖って、暗くて、内側にエネルギー溜め込んで、それなのに発散しきれていない鬱屈とした感じが出たりして、ものすごく格好良い。色気がある。
……もう好きなんだよな、この辺ですでに。
『ドラクル』(07)
辛口(笑)。
コメントで「いつ出てくるの??って思った」って言ってるから、出てくるの待ってたんだね。好きだね。
『キル』(07〜08)
結髪がしつこい!って言ってる……でもそうだったんだもん!
『表裏源内蛙合戦』(08)
柔軟、安心、蜷川さんに信頼されてるってもう今と同じ感覚で好きさを発揮。
『ちっちゃなエイヨルフ』(09)
これはもう勝村政信でチケット買ってるんだ。
タニノさんじゃ買わない。勝村さん買いしてる。出てたら観ようかなの"好き"はある。
09年はPARCOの『LOVE 30』があるんだけれど、勝村さんのは見ていないような気がする。
9/13 コースト・オブ・ユートピア ユートピアの岸へ accomplice
9時間だかの芝居を観るという蜷川幸雄への義理立てと挑戦をして、あんまり面白くなかった、と言い捨て、でも目線もらった♡って浮れた。
目線もらったのもものすごく覚えてる。前の人途中で帰っちゃって、視界クリアな状態で友だちと二人、カーテンコール勝村さんだけ目で追い掛けてたら、「……ったく、おれ?(笑)」みたいな、はにかみ笑顔残してはけていった…。
「誰見てた?」「勝村さん」「だよね」「「…目線きた?!(笑)」」
そうあなた!あなたかターコさんだから、友だちと私が目で追うとしたら!
『ファウストの悲劇』(10)
『Believer』観とけよって思うんだけど、観てなくて、蜷川さんだからファウストは観ていて、萬斎さんと踊ってたのは覚えてる。あと舞台美術格好良かった。
もうこの辺でブログに毎公演観劇したものの感想を書くのはやめてたんだなぁ。
『あゝ、荒野』(11)
共演に再度松本潤。
観させていただきました。
作品が良かったことと、MJが通路を通った際、通路際の女性がMJの残像に心奪われたように、虚空を見たまま動かなくなってしまった姿を鮮明に覚えてます。
そのくらい松本潤の輝きがすごかったのはわかる。
けど!舞台に戻って芝居してるからそっちも早く見て!!
『シンベリン』(12)
おかっぱでふざけてた。
『ボクの四谷怪談』(12)
勝村さん唯一のシス主催公演出演?
なのに、勝村さんより松也さんのデニムの印象。
『アジア温泉』(13)
鄭さんで、確か見てる。
『祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹〜』(13)
勝村さんが出たのはもちろん蜷川ver.なんですけれども、私の好みはそりゃあね、KERA版。
KERA版で勝村さんと同じ役をやってのは生瀬さんだよ。
『冬眠する熊に添い寝してごらん』(14)
頭狂ってた!!!!
今思い返しても頭おかしい舞台だった!!!!
これまで見た作品の中で頭おかしいTOP3に入る舞台だと思う。
その中で勝村さんはものすごい量のセリフ当てられて、久しぶりに大変そうにしていたような記憶が。
回転寿司食べて乗り切ったんだと思う。
回転寿司……本当に頭おかしかった。
『スタンド・バイ・ユー〜家庭内再婚〜』(15)
ここ!ここで加地秀樹買いをしたのをはっきりと覚えてる!
この辺から『ドクターX』による勝村政信熱が急上昇していて、「あ、舞台やってて、脚本岡田惠和さんなら演出堤幸彦でも観るかー」となったやつ。
普段だったら、堤演出の映像は観ても、舞台は絶対に観ない!でも勝村さんが観たくてクリエに行った。
ヘタレキャラだけど、真飛のゆうくんに膝枕されてて、けっ!って。
そして、これは見ておいてなぜか『ウーマン・イン・ブラック』は観ないんだね、私。なぜ。
『青い瞳』(15)
岩松さんでコクーンってだけで観られる。
地味ポロシャツ。
16年は何も見ていない。出演作品がことごとくタイプではなかったんだね。
そして蜷川さんがその年にいなくなってしまったんだ。
『魔術』、『メルシー!おもてなし』(じーつーさんは避ける、全力で)、『ラヴ・レターズ』と見ていない。
『ラヴ・レターズ』は観ないまま今まで来てしまっているので、いずれ良いキャストで!
『Defiled』(17)
相手役がジャニーズで、箱も小さめでチケット取りづらくて、楽しくなっちゃって福岡まで遠征してる。遠征するほど好きな人になってる。すごい。遠征すごい楽しかった。
『関数ドミノ』(17)
また福岡まで遠征してる。本多でも上演してたのに。
だって北九州芸術劇場に行きたかったんだもん。
小倉最高!小倉大好き!もりしたフルーツ、OCM大好き!
『罪と罰』(19)
遠征するほど好きな人!になってから初のコクーンだよ。通いました。
全公演とはもちろんいかないけれど、3分の1ぐらいは観た。
真面目な、ふざけどころの少ない、暗くて切れる持ち味が発揮できる良い役だった。
春馬くんをいじめて楽しそうにしていて、こちらまで楽しくなった。
春馬くんが思った以上に伸びてゆく。
並べて振り返ってみると、やっぱり結構長いこと一定以上には好きで、15年頃からレベルがグンとドクターXのせいで上がって、それで今に至る…なので、なんなんだろう、昔から良く好んで見ていたおじさんのファンになってる感じが、不思議で面白い。少し照れる。
徹子の部屋で、お仕事はどう?と問われて、
「順調に仕事をいただいているんで、幸せに過ごしております」
って言っていたけれど、それが観てる側にとっても幸せだし、どうぞこのままこのちょっと忙しいけどやれないこともない、ぐらいのペースで、映像に舞台にと活躍し続けていて欲しいなと。
舞台を観る魅力を教えてくれた俳優さんでもあるし、ご本人も舞台には出続けようと思ってるのではないかと思うので、もっと年を重ねてからどんな役をやるのか、どんな風に舞台に立つのかも、ものすごく楽しみ。
橋爪功さんのような、巧くてチャーミングなのに、いやらし〜い悪意がある感じ(笑)でいて欲しい。
徹子の部屋自体は20年ぶりだったらしい。20年前の映像も流れたけれど、若いのは変わらず。
もっと徹子さん相手にあわあわ話すのかと思いきや、根底にリスペクトが流れているからなのか、素敵に穏やかで、ふざけない56歳らしいトークで癒された。
デパ地下での子供の気道確保、娘ちゃんと仲良し、サッカーはまだやってる……話はいつものやつだけど、いつもと違うトーンで話す姿が見られてよかった。