ターブル ド ペール@中野
芝居観るのと美味しいご飯はセットじゃないとね、ってことで、中野〜中野〜〜……あ、このお店、たぶん私が中野に通ってた頃にはなかったかも、と今回はターブル ド ペールさんへ。“お父さんの食卓”という意味だそう。
HPもしっかり可愛い→http://tabledesperes.com/concept/
牡蠣のスープグラタンにふたりとも惹かれつつも、連れは本日のパスタ、九条ネギとホタテの貝柱のオイルベースのやつ。980円。
私は三元豚と鎌倉野菜のグリル。1250円…だったかな?
両方ともサラダ、パン、ドリンク付き。
ゴマかと思ったらアマランサス?たまねぎの甘さと酸味が効いた、好きな系統のドレッシング。
久しぶりに会ったので、最近の話を伺いながらぺろっと食べきれる量。
パン撮るの忘れたけど、白くてふわふわ系の小麦っぽい味のする、でもフランスパンみたいな形してるやつ。
これも私の好きなやつ。
で、メインの三元豚のグリル。
ちょっと油多いかなとは思いつつ、塩胡椒ちょうどよくシンプル、野菜も彩り良く種類も豊富。
パンと一緒にお肉も野菜もすすんで完食。
牛肉の脂はもういいかな?と思うようになってきたけれど、豚肉の脂はまだ食べられるわ(笑)
予定まで時間があったので、私はティラミス。向こうは塩キャラメルアイス頼んで、食べつつ喋る、喋る。
12時ごろお店に着いたら、ほぼ満席でお店の外でちょっと待ったけど、どうせ立ってても座ってても喋るだけなので、待ち時間も苦ではなく。
14時過ぎにはほぼお客さんが帰られたので、私たちも外へ。夜の営業の準備がありそうだったしね。
本当にいい天気で気持ちが良くて、お腹いっぱいになったし、たのしかったし、そのまま観劇置いといて、ぼーっとしたまま家に帰りたくなった。
ごちそうさまでした!
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見えても 見えなくても@中野 ザ・ポケット
TARAKOさんと渡辺さん、このお二人、本当に優しい。
作品からたくさんの優しさと、親しい人を亡くしてしまった哀しさと、それでも、だからこそ、ちゃんと今を生きよう!という前向きさが伝わってきた。
やさしい。ほんとうに。
漫才トリオを組んで活動している昌子(TARAKO)と千恵子(渡辺菜生子)とあき(緒月遠麻)。身長も年齢も凸凹だけれど、それでも息の合った良いトリオ。
しかし、千恵子が突然亡くなる。
三人の共通の夢であった漫才の大会は目前に迫る。
そもそもトリオでやってきた漫才を二人で続けるのか?っていうか、千恵子があまりに突然居なくなってしまって、そもそもその事実を受け止めきれない。
夢ならいいのに…のまま流れて行く時間。
死んだ人の声が、想いが、聞けたらいいな。
でも、そんなものは聞けないんだ。
だけど、きっとあの人ならこう思うんじゃないか?きっとこうして欲しいんじゃないか?
きっと、きっと、きっと……としかもう言えないのだけれど、居なくなった大切な人を想って少しでも行動してゆくほかない。
どんなに時間が経っても、ぽっかり心に空いた穴は埋まらない。
あきとの時間よりも、より多く一緒の時を過ごしてきた昌子と千恵子。
「千恵子がいなくなった今の私の気持ちは、あきにはわからない!!」
と感情的になってしまった後、昌子はハッとしてあきに頭を下げる。
まずこの場面が好きだった。
ペコリとしたTARAKOさんの芝居に、TARAKOさん自身の柔らかい優しさが滲む。
あとは、千恵子が死んだショックから体調を崩した昌子が、元気になってきて、即、お粥などを通り越して、ガツガツ食ってます!といった、それ。
『アンナチュラル 』の野木亜紀子さんもそうなんだけど、「死にたくなるほど哀しい」なんて例えたくなる出来事があっても実際死ねないし、腹減るし、だったら食おう。美味いもの、ガツガツ食おう、肉。みたいな。
「生きる」を「食べる」に結び付ける根本を向いた強さが好きだ。
芝居全体が芯から優しくて、そして生きることに強い。
昌子、千恵子、あきの関係、師匠(中尾隆聖)との関係、漫才の細部……詰められる部分は山ほどあるとは思ったのだけれど、まず生理的にこの芝居を創った方々のことを好きだと思えるので、まぁそこが揺らがないのが一番だから、細かいところは良いかな?と。
ファンになって10年経つらしいよ!な我が贔屓、緒月遠麻さんは相変わらずの、周りとも馴染むのにこの人だけの独特の間と、こもるのに聞き取り易い台詞声と、実は美人なのに表情の作り方で妙に面白く見える顔と、長身と地味な華やかさを存分に生かして、このメンバーの中で楽しそうに芝居をしておられました。よかった。
漫才の時の服、生地、自分の好みで選んだろ?
あの生地気になって仕方がなかったわ。
緒月さんの芝居は、ヘルプマンから全て見るのをやめようと思いました。伊賀の花嫁?とやらも見ていない。
今回はまた見ようかなって思えたから、観た。
突然、愛おしい人を亡くすことから産まれた芝居
大杉漣さんのことを思い続けた。
漣くんは私が大好きな勝村政信が大好きだった人だ。お正月の番組でチューしてたし、ソナチネあったし、間違いない。
漣くんに甘える勝村さんはすごく可愛い。漣くんも一緒に可愛い。
私自身もバイプレイヤーズの中だと、そもそも顔からして漣くんがイチ推しでタイプ。
好きな人の好きな人は私にとっても好きな人。
突然過ぎてやっぱり今も信じられない。
でももう、漣さんの身体は火葬されて、骨と灰になっているのでしょう。
あのイケオジの身体が、心が、事実もうなくて、動きもしないだなんて、信じられる?
私、1ヶ月前に『秘密の花園』の客席で漣さん見掛けたんだよ。
見掛けただけだけれど、歩いてて、好みの顔してて、唐十郎の芝居でぶっ飛ぶ田口トモロヲを同じ空間で共有してた。
この時の記憶で、止まった。止めたい。
漣さんは、役者だ。
亡くなった当日まで、バイプレを撮り続けていた、役者だ。
芸人さんの話だった『見えても 見えなくても』の中で「芸人に対する一番の供養は笑うこと」という台詞があった。
だったら、大杉漣と知り合いでもなんでもねぇ私でもできる、大杉さんへの、役者さんにとっての一番の供養は「観ること」で良いですか?
もう娯楽を超えて、供養かよ。
勘三郎さん、蜷川さん、漣さん!!
「大杉死んでない!みんなの心の中にいるよ!」
ジャスミン、心の叫び。
もう演劇を観ること。
プレイ。祈りを帯びますね。
BAKED/SWEET+SALTY BROWNIE@新宿
SWEET+SALTY BROWNIE 1つ ¥500
チョコ、塩、チョコ、塩…な、たのしい味
これクセになりますね。今現在、日本では新宿伊勢丹にしか店舗がないBAKEDのブラウニー。ラスト、3種類目はSWEET+SALTY BROWNIE。直訳すれば「甘い塩味ブラウニー」。なんのこっちゃですが、味もそのままなんです。
ザラメせんべいの逆バージョン、チョコレートのブラウニーに粒状の塩がかかっていて、食べるとザクっとした食感と共に塩気が口の中に広がる。
最初は「ん?」となるものの、塩味がチョコレートの風味を引き立てるので飽きがこず、食べ進めるうちに面白くなってきて、なくなる頃には『3種類のブラウニーの中でこれが一番好きかも』という気持ちに。
スタンダードなDEEP DARK BOWNIEに、生地がチョコレートでなくても美味しいよとアピールするBROWN SUGAR BLONDI 、そして変化球 SWEET+SALTY BROWNIEと食べ比べも楽しいBAKEDのブラウニー。
まだ新宿伊勢丹でしか買えないというレア物です。
▲しっかり食塩の表示
▲こうして改めて見てみるとなかなかの塩の量
▲持ち手も可愛いオレンジのショップバック
BAKED
東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店B1
☎︎03-3352-1111(大代表)
営業時間 10:30〜20:00
不定休
BAKED/BROWN SUGAR BLONDIE@新宿
BROWN SUGAR BLONDIE 1つ ¥500
チョコとクルミが好アクセント
BAKEDのブラウニー、2種類目はBROWN SUGAR BLONDIE。
ブラウンシュガーのこっくりとした甘みが生きた生地に、チョコレートのビターさとクルミの香ばしさのアクセント……表面のさっくり感と中のしっとり感とのハーモニーはソフトクッキーを食べているようでもあり、これはカ○トリーマ○ムが好きな方は確実に好きな味。
1つ500円、少し高価に感じるかもしれないが満足度は高いので、実際に食べてみると納得の値段。女性は半分ずつ分けて食べても十分かも。
日持ちが良いのもBAKEDのブラウニーのありがたいところ。1ヶ月ほどもつので、ちょっとしたプレゼントなどにも使い勝手良し。
→BAKED/DEEP DARK BROWNIE@新宿 - Garigaraseru
BAKED
東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店B1
☎︎03-3352-1111(大代表)
営業時間 10:30〜20:00
不定休
- ジャンル:ケーキ
- 住所: 新宿区新宿3-14-1 新宿伊勢丹 B1F
- このお店を含むブログを見る |
- (写真提供:yama-log)
すずめや/どら焼き@池袋
どら焼き 1つ ¥180
池袋でどら焼きといったらココ!
池袋駅東口から徒歩7分、こじんまりとした路地に佇む、小さなお店がすずめや。一坪ほどの販売スペースには数品の和菓子がかわいらしく並んでいる。
桜餅やぼたもちなど季節の和菓子の販売も行っているが、まずは大定番の一番人気、どら焼きを紹介。
ふわふわしっとりした皮に、小豆の香りが感じられる餡……お互いの甘さのバランスが絶妙でひと口食べればほっこり笑顔になれる味。美味しい和菓子を食べると日本人に生まれてよかったとしみじみ思う。
お店は10時開店で売り終わり次第閉店。土曜日の13時ごろで、残っていたどら焼きは30個ほど。ぽつりぽつりとではあるものの、ひっきりなしにお客さんが訪れている様子だったので、絶対に購入したい場合は早目の来店か予約がオススメ。
すずめや
東京都豊島区南池袋2-18-5
☎︎03-5391-0196
営業時間 10:00〜売り終わり次第終了
定休日 日曜 祝日
HP http://www.d-suzumeya.com/index.html
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BAKED/DEEP DARK BROWNIE@新宿
DEEP DARK BROWNIE 1つ ¥500
焼き菓子…だけど生チョコのよう
日本初上陸!2016年8月、新宿伊勢丹にオープンしたBAKEDはブルックリンとマンハッタンに店を構えるカフェ&コーヒーショップ。日本1号店ではブラウニーやウーピーパイを取り扱っている。
看板メニューであるDEEP DARK BROWNIEはその名前の通り、濃くチョコレートを感じるリッチな味わい。表面はサクッとしていながらも、中はしっとり、まるで生チョコを食べているような感覚。チョコレート好きにはたまらない味!すみません!コーヒーください!ずっしりと満足度の高い一品なので男子ウケも良さそうです。
ところで、店頭でも見掛けたけれど、ウーピーパイってなに?
元々アメリカ東部の伝統菓子で、柔らかいクッキー生地にマシュマロやクリームを挟んだものだそうな。甘そうだけど、今度ウーピーパイも買ってみよう。
▲BAKEDのウーピーパイはこんな感じ
▲プレゼント用ボックス 茶色にオレンジが映える
▲3種類のブラウニーを1箱に
BAKED
東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店B1
☎︎03-3352-1111(大代表)
営業時間 10:30~20:00
不定休
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遊侠 沓掛時次郎@新国立劇場 小劇場
段田安則の演技で、自分の中のお芝居を見る感覚、みたいなものを、いつもいつも調律してもらっているんだなぁ、というのを改めて実感した。
段田さんの芝居が、私の好きな芝居の基本軸になっているのかもしれない。
今日も、劇中劇の中で袂をたくし上げることで時間を稼いで、その間に背後にいた女子供を逃してやる。という芝居を最もやすやすとしておられて、惚れ惚れした。
普通の人がやると、ただ袂をたくし上げているだけ、になりがちだと思うのだけれど、段田さんがやると、たくし上げる動作をしながら、自分の見えていない背面に意識を向けているのが分かる。
芝居の方向性がブレることなく確実に伝わってくるので、段田さんに意識を合わせて観ているとだんだん気持ちが良くなってくる。
今日も気持ちが良かったです。
声も仕草も色っぽいし。
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