ワインバー杉浦印房@茅場町・八丁堀
早くこのお店に友達を連れて行きたい〜!
茅場町、八丁堀あたりをフラフラ散歩していて見つけたワインバー。
門構えを見て、好きそう!と思いチェックしていたものの、緊急事態宣言やら何やらで行く機会がなく……。
7月の初めかな?「また週明けから緊急事態宣言か…。」と気持ちが暗くなり、だったらその前に静かに一人、外食してやるっ!と突如思いついて、こちらに伺った。
入った瞬間、このお店、好きだな〜と。
確か小雨が降っていたんだけれど、飛び込みひとり客の私をふわっと優しく迎え入れてくださった。
するするとカウンターからご主人が出てきて、私の折りたたみ傘を丁寧に傘立てに入れてくれて……一人なのでカウンター席へと。
すぐにたい焼きの袋みたいな、マスク入れを渡してくださった。
そう!今、テーブルに直接マスク置く人、気になる、気になる。
確かマスクは、外側、自分の口に面していない方も、もちろんウイルスやらが付着するんですよね。
それを食事をするテーブルに直接置くのは言語道断なのでは?のモヤモヤをたい焼き袋(のようなマスク入れ)で解決!
「女性は洋服にポケットが少ないし」と。
あ、わかりますっ、ありがたいです。って、とても普通にポケットがあるパンツを履いていたけれど、そこは合わせておいた。
私以外に、テーブル席には2名2組、カウンターには他お一人で来ている方が2人いたかな。
盛況と思う。
何飲もうかな……
もうこの際だからしゅわしゅわしたい…シャンパーニュがいいな……
シャンパーニュください。
から始まって、ついでいただいたのだけれど、通常1杯分より量が足りない。
印象7分目ぐらいだったかな。
▲これはもう7分目から飲んだあと
「すみません、足りないですね…お値段安くしておくのでよろしいですか?」
「追加で飲まれるようなら、開けるので遠慮なくおっしゃってください!」
と、接客のお姉さん。あーもう全然、泡抜けるし、新しいの開けなくて良いです良いです。
一声かけてくださる明瞭さがうれし。
▲アミューズ 今見たらお皿も素敵だわ、これ、影入ってるわ、これ。
その入店から一杯目までの明瞭さと心配り、お料理に関しても同じだった。
一人だし、量は食べられないし、どうしよっかな〜と悩んでいたら、お料理の説明と共に「前菜を数品選んでいただいて、少しづつ盛り合わせにしてお出しすることもできますよ」って。
なにそれ、ありがたいっっっっ!
▲はい、最高の量
左:ジャンボンペルシェ(ハムとパセリのコンソメゼリー寄せだそうな)
右:グリンピースのムース
うううっ、両方とっても美味しかった。
今思い出しても美味しい。
問答無用のお酒泥棒。
グリンピースのムース、写真をよく見たらわかるけど、お塩がしっかり粒で入ってる。
絶妙に塩気があって、でもグリンピースの甘さも感じられて。
ジャンボンペルシェもコンソメゼリー涼やかだけど、味しっかり、中のハムも美味しいしで……
お酒足りなくね?
最後にもう一杯、メインに合わせては飲みたい、しかし体調的にその日の私3杯はいきたくない。
でもこのお店の、あのお姉さんだったら、「もうちょっと前菜合わせで飲みたいけど量は半分ぐらいがいい」というめんどくさいオーダーにも快く応えてくれるに違いないと、アルザスのピノブラン、通常量より少なめでいただく。
あ、全然いいですよ〜って、本当気軽に応えてくださった。またうれし。
▲じぶん、アルザス好きなんじゃないかと思う、わからんけど
▲メインはこれ!!!!!
名前は忘れてしまったけれど、海老のビスクソースリゾットとグアンチャーレ。
こっれがまた、美味しくてさぁ。
▲海老のリゾットと、なんだこれ、海老の仲間…ロブスター?ザリガニ?←
お姉さんに、リゾット合わせでオススメ聞いて、プロヴァンスのロゼを最後に。
ジメッとした空気の日にキリッとしたロゼもいいなー。
魚介とお肉って合わせると旨味倍増なんだね。
スンドゥブに豚肉とアサリ入ってるみたいなものなのかな。
この間、アレンテージョてポルトガル料理を初めて食べたんだけど、それも豚肉とアサリだったな、旨さ倍増してたな。
一体何匹の海老がこの濃厚な美味しさを作ってくれているのか。
海老ちゃんたち、ありがとうと思いながら、ちびちびグアンチャーレと一緒に食べ進めた。
口に入れるたび美味しいよ、豚さんもありがとう。
「グアンチャーレ、美味しいですね、海老にも合いますね……」
まいったぜ、って感じで思わずシェフに話しかけてしまった。
「もうこのグアンチャーレが大好きで、グアンチャーレ先生って呼び出したお客さんもいます(笑)」ってシェフおっしゃってた。
私も次出会ったらグアンチャーレ先生って呼ぼう。
あ、リゾットのお米の硬さもとっても好みだった。
最初から最後まで全部おいしいじゃん、全部お酒に、ワインに合う前提のお味じゃん。
そして、とにかく終始、塩最高。
店内お二人で回していたけれど、ちょっとお話しできて伺ったら、ご夫婦だそうな。
奥さんソムリエで基本接客担当、旦那さんが調理担当。
一人近所に住む常連らしき陽気なおじいさんがカウンターにいらして、ずっと奥さんとあーだこーだお話しされてたのだけれど、それをまた付かず離れず、時に聞き流し(笑)対応してた奥さんのさっぱりした感じ、好き。
そのあたり、自分がお客としても楽でいられる距離感と繋がっているんだろうなと思う。
初めて伺ったけれど、背伸びすることもなく、のんびり美味しいお料理とワインを楽しむことができて、本当に一息つけた。
こういう時間が本当に大切なんだなと、コロナになってより実感する。
ワイン2.5杯ぐらい飲んで、食事は前菜とリゾットとで5000円弱。
この5000円を守るために働く、って思うわ。
緊急事態宣言中は基本お店は休業しているようなので、次の来店がまだ叶わない。
ただ、いつか祖母宅に行けるぐらいになったら、杉浦印房さんの通販テイクアウトメニューを注文して、祖母と食べるものいいな〜と思ってる。
思い出して書いていたら、本当にまた行きたくなったなぁ。
これからも通いたい大好きなお店になりそうだなぁ。早く友達と行きたいなぁ。
ごちそうさまでした!また是非!
▽インスタも素敵
https://www.instagram.com/sugiurainbou/
▽お店のホームページ